「猫を飼いたい!」そう思ったあなたへ。猫との生活は想像以上に素晴らしいものですが、同時に予想外の出来事の連続でもあります。
私は現在、9歳の雑種猫(メス)・7歳のノルウェージャンフォレストキャット(オス)と穏やかに暮らしていますが、最初の頃は失敗も多かったです。
この記事では、私の失敗経験をもとに、猫を迎える前に絶対知っておいてほしいことを10個お伝えします。
これを読めば、私のような失敗を避けて最初からスムーズに猫との生活をスタートできるはずです。
1. 猫は思った以上に「食」にうるさい
結論:フードの好みは猫それぞれ。最初から1種類に決めないこと。
私の失敗談:
初めて猫をお迎えしたとき、私は「良質なフードを買えば大丈夫」と思い、ネットで評判の良いフードを購入し準備していました。しかし、好みに合わなかったのか食いつきが悪く、徐々に残すように…。結局他のフードを買い無駄になってしまいました。
なぜこうなるのか?
猫は味覚よりも嗅覚で食べ物を判断します。さらに、一度「これは嫌い」と判断すると、なかなか食べてくれません。
対策: 最初は少量パックを数種類買って、愛猫の好みを探りましょう。
もし可能であれば、迎える前に保護先やペットショップで食べていたフードを教えてもらい同じフードを用意するのもおすすめです。
どんなに高級で質が良いと言われているフードでも、匂いを嗅いだだけでプイッと行ってしまうことも…。味はもちろんですが、猫によってはフードの粒の形状・大きさで好みが分かれることもあります。
最初はウェットとドライの両方を試すのもおすすめ。
うちの猫たちの場合で言うと、雑種猫は鶏肉系が好み・ウェットフードは特定の気に入ったものしか食べない、ノルウェージャンはまぐろ・かつお系が好み・ウェットフードならだいたい食べるなど、個体差が大きいです。
2. 夜鳴きは覚悟が必要
結論:特に子猫は夜鳴きの可能性大。覚悟を持って迎えましょう。
私が初めて猫を迎えた時のこと。友人宅で野良猫が子猫を産み、貰い手を探していたので1匹譲り受けたのですが、母猫や兄弟猫を離れたことで寂しがり、しばらく夜鳴きが酷かったです。
私の失敗談:
あまりにも寂しそうに鳴くので、1晩だけでも側にいてあげようと他の家族が起きてくるまで撫でたり抱っこしたり付き添いました。しかし今思うとそれが大失敗!
鳴けば側にいてくれると思い、次の日も次の日も寂しがって鳴くんです。結局、半年くらい同じ部屋で寝起きすることになりました…。
理由: 子猫は母猫や兄弟と離れた不安から、夜に鳴くことがよくあります。これは「構ってほしい」「怖い」というサインです。
対策: 最初の数週間は大変ですが、徐々に環境に慣れて落ち着きます。無視するのではなく、近くにいて安心させてあげることが大切。ただし、構いすぎると鳴けば来てくれると覚えてしまうことも。適度に距離を保ち、そっと見守るスタンスがベストです。
3. 「簡易ケージ」では脱走される
結論:しっかりしたケージを最初から用意すること。成長した時のことも想定して、大きめのゲージを用意するのが無難。
私の失敗談:
以前うさぎを飼ったことがあった我が家では、その時のゲージを当初再利用していました。天井がなく80㎝くらいの高さの囲いだったのですが、子猫だから出られないだろうと高を括っていました。
とある日外出先から帰宅すると、ケージの中に子猫がおらず、フードの袋がかみちぎられて中身が散乱…。しかし本人はどこ吹く風で、ソファの上で丸くなって寝ていました。
思わず笑ってしまいましたが、誤飲や怪我をしていたかもしれないと思うと、ゾッとしました。ちゃんとした猫用ケージを最初から用意するのが無難です。
理由: 子猫と言って侮るなかれ。飛び越えたり、よじ登ったり、狭い隙間をくぐったり…脱出方法を見つけ出してしまいます。
対策: 金属製のしっかりしたケージを選びましょう。2段以上の高さがあるタイプなら、猫も快適に過ごせます。初期投資は高くても、長く使えて安心です。

4. 医療費は想像以上にかかる
結論:手術・入院となれば10万円以上も珍しくない。ペット保険の検討も。
ワクチン、健康診断、ノミ・ダニ予防、去勢・避妊手術…猫の医療費は意外と高額です。さらに、急な体調不良や怪我があれば数万円が一気に飛びます。
実際、我が家の雑種猫が1歳のときに膀胱炎になったことがありました。通院費、療法食への切り替え(なかなか療法食に慣れてくれず数種類購入し混ぜてみたり色々試しました)など突然出費が大きくなりました。
理由: ペットには人間のような保険制度がないため、医療費は全額自己負担が基本です。
対策: 月々数千円のペット保険に加入するか、毎月「猫貯金」として別に貯めておくと安心です。私も現在は保険に入っていますが、高齢になると保険料も高額にっていくので、ある程度の備えは重要です。
5. トイレは「猫の数+1個」が理想
結論:猫1匹でもトイレは2個用意すると、トラブルが減る。
「1匹だから1個で十分」と思いがちですが、猫はとっても綺麗好き。トイレが汚れたままだとトイレに行きたくても我慢してしまい、膀胱炎などの病気になってしまうことも…。外出時など直ぐにトイレの掃除が出来ないときでも、猫が快適に過ごせるように準備が必要です。
理由: トイレが少しでも汚れていると使いたがらない子、おしっことうんちで場所を分けたがる猫もいるので注意が必要です。
対策:最低でも2個設置し、別々の場所に置きましょう。こまめな掃除も必須。 我が家は2匹で3個のトイレを使っています。

6. 爪とぎ対策は必須
結論:家具や壁を守りたいなら、最初から爪とぎスポットを複数用意。
猫の爪とぎは本能です。止めることはできません。対策を怠ると、ソファや壁紙がボロボロになります。特に賃貸の方は、壁を傷つけられないよう要注意!
実際私が賃貸のマンションから退去する際、猫が傷つけた部分があった為追加で1ヵ月分の賃料をお支払いすることに…。
退去の立ち会いのとき、担当者の方に「こちらはペットによる損傷ですね…」と言われ素直に認めるしかありませんでした。賃貸で猫を飼うなら、退去時のトラブルを避けるためにもしっかり対策しましょう。
理由: 爪とぎはマーキング行動であり、ストレス発散でもあります。場所を制限しようとしても、猫は自分の好きな場所で爪を研ぎます。
対策:段ボール、麻縄、カーペット素材など、異なる素材の爪とぎを家の各所に置きましょう。猫が好む素材を見つけたら、その素材の爪とぎを増やすと効果的です。壁の角に貼り付けるタイプの爪とぎシートも便利です。
7. 完全室内飼いが基本
結論:猫は外に出さない。寿命が大きく変わる。
外に出る猫の平均寿命は約5〜8年、完全室内飼いなら15年以上生きることも珍しくありません。
知人で田舎ということもあり、猫を外にも自由に行き来をさせているお家がありました。ある日突然帰らなくなり、探しても見つからず…。どこかで生きている可能性もありますが、事故に遭ったのかもと後悔されていました。そのお話を聞いて外の世界はやはり危険が多いんだと、改めて実感しました。
理由: 外には交通事故、感染症、他の動物とのケンカなど、危険がいっぱいです。また、野良猫への餌やりや繁殖などの問題も引き起こします。
対策: 最初から外に出さないルールを徹底しましょう。窓際にキャットタワーを置いたり、おもちゃで遊んであげることで、室内でも十分満足できる環境を作れます。

8. 猫にも「社会化期」がある
結論:生後2〜7週間が重要。この時期の経験が性格を左右する。
子猫を迎えるなら、この社会化期をどう過ごしたかが重要です。人間や他の動物との触れ合いが少なかった猫は、臆病になったり攻撃的になることがあります。
現在家で飼っている2匹は、雑種猫→保護センターからお迎え、ノルウェージャンフォレストキャット→ペットショップからお迎えしました。
雑種猫は野良猫として生後1カ月頃に保護されたそうで、今でも少し警戒心が強めです。来客があると必ずどこかに隠れてしまい、出てくるまで1〜2時間かかることも。
一方ノルウェージャンの方は、生後2カ月頃にショップからお迎えしましたが、もともと人と触れ合う環境だったからかおっとりした性格で、初対面の人が来ても多少の警戒はありますが、隠れたりはしません。
個体差もありますが、幼少期の環境が性格にこれほど影響するとは思っていなかったので、改めて社会化期の大切さを実感しています。
理由: 猫は生後2〜7週間の間に、さまざまな経験を通じて「安全なもの」「危険なもの」を学習します。
対策: ペットショップやブリーダーから迎える場合は、どんな環境で育ったか確認しましょう。保護猫の場合も、可能な範囲で過去の情報を聞いておくと、その後のケアがしやすくなります。
9. 猫は「孤独を好む」は半分本当、半分嘘
結論:猫も寂しさを感じる。完全放置はNG。
「猫は自立しているから留守番も平気」と思われがちですが、実際には飼い主とのコミュニケーションを求めています。とくに子猫のうちから育てられた子は、いくつになっても子猫のように甘えることも珍しくありません。
我が家のノルウェージャンは7歳になった今でも、私が仕事から帰宅すると玄関まで迎えに来ます。こちらをじーっと見つめて撫でてくれるまで側を離れません。この瞬間が、帰宅後の癒しタイムになっています。
理由: 猫は群れを作らない動物ですが、信頼できる相手とは深い絆を築きます。長時間の留守番や無関心な態度は、ストレスの原因になります。
対策: 1日最低15分は遊ぶ時間を作りましょう。おもちゃを使った狩り遊びは、猫のストレス発散に最適です。私は朝晩10分ずつ、猫じゃらしで遊んでいます。
10. 猫との生活は「予定通り」にいかない
結論:柔軟性と忍耐力が何より大事。完璧を求めすぎない。
これが一番重要かもしれません。どれだけ準備しても、猫は予想外の行動をします。計画通りにいかないことだらけです。
準備したおもちゃで遊んでくれない、フードを食べてくれないなんてことはざらです。
実際、ネットで評判の良かった電動のおもちゃを買ったのに、我が家の猫たちは一切見向きもせず、梱包されていた段ボール箱にしか入らないという……。あの複雑な気持ちは、猫飼いなら誰もが経験することだと思います(笑)。
理由: 猫は猫。人間の都合では動いてくれません。それが猫の魅力でもあり、大変なところでもあります。
対策: 失敗を恐れず、試行錯誤を楽しむ気持ちが大切です。私も最初の頃は失敗だらけでしたが、今ではそれも良い思い出です。完璧な飼い主を目指すより、猫と一緒に成長していく姿勢が大事だと実感しています。
まとめ
猫を飼うことは、想像以上に大変で、想像以上に素晴らしいことです。
この10のポイントを頭に入れておけば、私のような失敗を避けて、猫との生活をより楽しくスタートできるはずです。何より大切なのは、猫を家族として迎え入れる覚悟と、愛情を持って接すること。
あなたと猫の素敵な生活が始まりますように!

