猫の気持ちが分かる!基本的な行動パターン

猫の気持ちが分かる!基本的な行動パターン

猫を飼い始めたばかりの頃は、「この子は今、何を考えているんだろう?」と思うことばかりですよね。でも、猫の行動パターンを知ると、気持ちが少しずつ分かるようになってきます。

この記事では、 猫の基本的な行動の意味や、私が実際に飼っている2匹の猫の性格の違いなども交えながら、猫の気持ちを読み取るコツをご紹介します。



尻尾の動きで分かる気持ち

猫は尻尾で感情を表現する動物。尻尾を見れば、今の気分が分かります。

尻尾のサイン

ピンと立てている

  • 嬉しい、甘えたい
  • 挨拶のサイン
  • 「遊んで!」「ごはん!」のアピール

うちの猫たちは、私が朝起きると必ず尻尾をピンと立てて近寄ってきます。この尻尾を見ると「あ、今日も元気だな」と朝から幸せな気持ちになります。

ゆっくり左右に振る

  • リラックスしている
  • 何かを観察している
  • 考え事中

大きくブンブン振る

  • イライラしている
  • 興奮している
  • 狩猟モード(獲物を見つけた)

雑種猫は窓の外に鳥を見つけると、尻尾を大きくブンブン振りながら「カカカカ」と歯を鳴らします。最初にこの行動を見たときはとてもビックリしたのですが、これは狩猟本能から来る興奮のサインなんですよね。今ではこの姿を見るたびに、家の中にいても野生の名残があるんだなと感じます。

毛を逆立てて太くする

  • 驚いた、怖がっている
  • 威嚇している
  • 体を大きく見せて防御

尻尾を足の間に巻き込む

  • 怖がっている
  • 不安、緊張している

尻尾の先だけパタパタ

  • ちょっとイライラ
  • 「もうやめて」のサイン

撫でているときにこの「尻尾の先だけパタパタ」が始まったら、それは「そろそろやめて」のサインです。私も最初は気づかず撫で続けてしまい、軽く引っかかれたことがありました。それ以来、尻尾の先の動きを見ながら撫でる時間を調整するようにしています。

画像:尻尾の動きをイラストで解説


鳴き声の種類と意味

猫は、人間に対してよく鳴きます(猫同士ではあまり鳴かないんです)。

よくある鳴き声

「ニャー」(普通の声)

  • 挨拶、呼びかけ
  • 「お腹空いた」「遊んで」などの要求

「ニャオーン」(長めの声)

  • 強い要求
  • 「早くして!」

「ゴロゴロ」(喉を鳴らす)

  • 嬉しい、リラックス
  • ただし、痛いときや不安なときも鳴らすことがある

これは実際に経験したのですが、雑種猫が体調を崩したとき、抱っこするとゴロゴロ鳴いていたので「元気なんだ」と安心してしまったことがあります。後から調べて、猫は痛みや不安を紛らわせるためにゴロゴロ鳴らすこともあると知って驚きました。ゴロゴロ=絶対安心、ではないんですね。それ以来、他の様子(食欲や動きなど)も合わせて総合的に判断するようにしています。

「シャー」「フー」

  • 威嚇、怒っている
  • 「近づくな!」の警告

「カカカカ」(歯を鳴らす)

  • 窓の外の鳥を見ているとき
  • 狩猟本能が刺激されている
  • 「捕まえたい!」という気持ち

我が家の2匹の行動・鳴き方の違い

ノルウェージャン
犬っぽい性格。帰宅すると必ず玄関まで迎えに来てくれます。そして、部屋を移動するたびについてきます。トイレに行くのについてくることも…。ノルウェージャンはあまり鳴かないと言われてますが、うちの子はよく鳴きます。とくにご飯が欲しいときはしつこいです(笑)。
明け方に甘えてお布団に入ってきたり、私の横で布団をふみふみしていたり甘えたいときは自分から来るタイプです。

雑種猫
とにかくよく鳴きます。自分のところに来てほしいときはテーブルなど目立つところに立って「ニャーニャー」と鳴いたり、じっとこちらを見つめて「来て!」とアピールします。
特に寂しくて仕方ないときは、お気に入りのぬいぐるみを咥えながら鳴いて呼びます。呼ばれて行くと、甘えてゴロゴロ。自分から動くより、人を呼び寄せるタイプです。



ボディランゲージ

その他にも、耳の動きや目の状態、姿勢から猫の気持ちを知ることが出来ます。

耳の向き

前を向いている

  • 普通の状態
  • 何かに興味を持っている

ピンと立てて前傾

  • 強い興味
  • 警戒している

横や後ろに倒れている(イカ耳)

  • 不機嫌、怖がっている
  • 攻撃態勢に入る前兆

ペタンと後ろに倒す

  • かなり怒っている、怖がっている
  • 「本気だぞ!」のサイン

動物病院での診察のとき、うちのノルウェージャンは必ずイカ耳になり、固まって動こうとしません。獣医さんも「大人しくて診察が楽ですね」と笑うくらい、病院=怖いという構図が耳や態度にはっきり出るんです。この様子を見ていると「早く帰って甘やかしてあげたい」という気持ちになります。

画像:耳の状態のイラストと解説

目の状態

ゆっくりまばたき

  • 愛情表現
  • 「信頼しているよ」のサイン
  • こちらからもゆっくりまばたきで返すと良い

これは「猫の愛情表現」として有名な話ですが、実際に試してみると本当に効果があります。雑種猫が少し離れた場所でこちらを見ているとき、私がゆっくりまばたきをすると、向こうもゆっくりまばたきを返してくれることがあります。この瞬間、言葉を交わさなくても通じ合えているような気がして、猫を飼っていて一番幸せを感じる瞬間の一つです。

瞳孔が細い(縦長)

  • リラックス、明るい場所
  • 満足している

瞳孔が大きく開く(まん丸)

  • 興奮している
  • 驚いている
  • 暗い場所
  • 遊びたい気分

じっと見つめる

  • 興味がある
  • 猫同士では威嚇の意味も

姿勢

背中を弓なりに反らせて毛を逆立てる

  • 怖がっている、威嚇
  • 体を大きく見せて防御

お腹を見せて寝転がる :

  • 「あなたを信頼しているよ」
  • 「安心している」
  • 甘えている
  • かまってほしい

急所であるお腹を見せるのは、信頼している証拠。 でも、お腹は敏感な場所なので、触ろうとすると嫌がられます。

画像:姿勢のイラストと解説


よくある行動の意味

よく見聞きするにする猫の行動。その行動の裏には、こんな気持ちが隠されています。

すりすり(頭や体をこすりつける)

意味

  • 自分のニオイをつけている(マーキング)
  • 「これは私のもの」
  • 愛情表現

帰宅したときに足にすりすりしてくるのは、「外のニオイがついているから、自分のニオイをつけ直さなきゃ!」という気持ちです。うちのノルウェージャンは特にこれが顕著で、玄関を開けた瞬間から足に何度もすりすりしてきます。まるで「おかえり、私のニオイをつけさせて」と言われているようで、毎日この儀式が私の癒しになっています。

ふみふみ(前足で毛布などを揉む)

意味

  • 子猫の頃の名残(母猫のお腹を揉んでミルクを飲んでいた)
  • 安心している、幸せ
  • リラックスしている

毛布やクッション、飼い主の体でふみふみする子もいます。幸せな証拠です。
うちの雑種猫は私のひざ掛けでふみふみするのがお気に入りで、ソファの上でよくやっています。

お尻を向けてくる

意味

  • 信頼している証拠
  • 挨拶
  • 「安心しているよ」

猫同士の挨拶では、お尻のニオイを嗅ぎ合います。お尻を向けるのは、「あなたは仲間」という意味です。

狭い場所に入りたがる

意味

  • 本能的に狭い場所が落ち着く
  • 隠れられる場所が安心
  • 体温調節(段ボールは保温性が良い)

段ボール箱、紙袋、洗濯かご…猫はとにかく狭い場所が大好きです。うちの2匹も、通販の段ボールが届くと、中身より箱の方に興味を示します。高価なおもちゃや猫ベッドより、無料でついてくる段ボール箱の方が人気なのは、猫飼いあるあるだと思います。

夜中の大運動会

意味

  • 狩猟本能(夜行性の名残)
  • エネルギー発散
  • 遊び足りない

特に若い猫や運動不足の猫に多いです。日中にたくさん遊ばせると、夜は落ち着くことが多いです。

ノルウェージャンが1歳前後のころ、しょっちゅう夜中に廊下を全力疾走する時期がありました。寝ようとした頃に「ドドドドド」と足音が煩くなかなか寝付けないときがありました。日中の運動量が足りないのかなと思い、遊ぶ時間を大目にとるようにしたら減っていきました。

画像:良くある行動をイラストで解説


気をつけたい行動・ストレスサイン

攻撃の前兆

要注意サイン

  • 耳が後ろに倒れる(イカ耳)
  • 瞳孔が開く
  • 尻尾を大きく振る
  • 「シャー」「フー」と威嚇
  • 体を低くして身構える

このサインが出たら、距離を取りましょう。

ストレスサイン

こんな行動に注意

  • 過剰なグルーミング(毛が抜けるほど舐める)
  • 食欲がない、または過食
  • トイレ以外で粗相
  • 隠れて出てこない
  • 攻撃的になる
  • ずっと鳴いている

環境の変化、新しい猫や人、引っ越し、工事の音などがストレスになることがあります。 原因を探って、改善してあげましょう。

私の住んでいるマンションでは定期的に植栽のお手入れや伐採を行っているのですが、うちのノルウェージャンはその時のチェンソーの音が大の苦手。特にリビングにいるとその音が大きく聞こえるので、音がすると真っ先に飛び出していってしまいます。
いつもはリビングの隣の和室にご飯を置いているのですが、植栽のお手入れの日はリビングから遠い部屋にご飯を置いて食べさせるようにしています。



多頭飼いの場合:猫同士のコミュニケーション

仲良しのサイン

  • お互いに毛づくろい(アログルーミング)
  • くっついて寝る
  • 一緒に遊ぶ
  • 鼻と鼻でチュッと挨拶

距離を置いているサイン

  • お互いに目を合わせない
  • 別々の場所で寝る
  • 一緒に遊ばない

無理に仲良くさせる必要はありません。それぞれの距離感を尊重しましょう。

猫同士の喧嘩

本気の喧嘩

  • 激しく取っ組み合う
  • 鳴き声が激しい
  • 毛が飛ぶ
  • 怪我をする

すぐに引き離す

じゃれ合い

  • 鳴き声がない、または小さい
  • 交互に追いかける
  • 怪我はしない

見守ってOK

うちの2匹も、じゃれ合いなのか本気の喧嘩なのか最初は判断がつきませんでした。
ある日、かなりしつこく追いかけまわしていたので慌てて引き離したのですが、怪我もなく単なる遊びだったということがありました。逆に、鳴き声が小さくても片方が本気で嫌がっているときもあるので、鳴き声の大きさだけでなく、耳や尻尾の状態も合わせて判断するといいと思います。



まとめ:猫の気持ちを理解して仲良くなろう

猫の気持ちを理解するポイント:

  1. 尻尾と耳の動きをよく観察
  2. 猫によって性格が全く違う
  3. ストレスサインを見逃さない
  4. 多頭飼いではそれぞれの関係性を尊重

うちの2匹を見ていると、本当に性格が違います。犬っぽくついてくるノルウェージャンと、呼び寄せる雑種猫。どちらも可愛いし、それぞれの愛情表現があるんだなと感じます。

猫の気持ちが分かるようになると、猫との生活がもっと楽しくなります。毎日よく観察していると、「あ、今こう思ってるんだな」と分かる瞬間が増えていきますよ。

愛猫との素敵なコミュニケーションを楽しんでくださいね!

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