「猫のごはん、どれを選べばいいの?」「1日何回あげればいいの?」猫を飼い始めたばかりの方なら、誰もが抱く疑問ですよね。
ペットショップに行くと、たくさんの種類のフードが並んでいて、迷ってしまうのも無理はありません。この記事では、初心者でも安心してフードを選べるように、基本的な知識と私の実体験も交えながら詳しくご紹介します。
キャットフードの種類
まずは、キャットフードの基本的な種類を知っておきましょう。
≪ドライフード≫
特徴:
- 水分含有量が少ない(10%以下)
- 長期保存ができる
- 歯石がつきにくい
- コストパフォーマンスが良い
メリット・デメリット:
- ◯ 栄養バランスが良い
- ◯ 保存が楽
- ◯ 歯の健康に良い
- × 水分補給を別途しっかりする必要がある
≪ウェットフード(缶詰・パウチ)≫
特徴:
- 水分含有量が多い(75%以上)
- 嗜好性が高い(猫が好む)
- 開封後は日持ちしない
メリット・デメリット:
- ◯ 水分補給ができる
- ◯ 食いつきが良い
- ◯ 消化しやすい
- × コストがかかる
- × 歯石がつきやすい
- × 開封後は冷蔵保存、早めに使い切る必要がある
おすすめの与え方:
基本はドライフード中心。(ドライフードだけで問題ありません。)ウェットフードは補助的に使うのがバランスが良いです。
例えば(両方与える場合):
- 朝 ドライフード
- 夜 ドライフード + ウェットフード少量
または、ドライフードを常時置いておき、1日1回ウェットフードをトッピングするなど。
年齢別の選び方
猫の年齢によって必要な栄養が違うので、ライフステージに合ったフードを選びましょう。
子猫用(〜1歳)
- 成長期なので高カロリー・高タンパク
- 少量でも栄養が取れる
- 粒が小さめ
成猫用(1歳〜7歳)
- 標準的な栄養バランス
- 肥満に注意
シニア用(7歳以上)
- カロリー控えめ
- 消化しやすい
- 関節や腎臓に配慮した成分
注意点 :「全年齢対応」というフードもありますが、できれば年齢に合ったものを選ぶ方が安心です。
フードの品質の見分け方
パッケージで確認すべきポイント
1. 総合栄養食と書いてあるか
「総合栄養食」と表示されているフードは、それと水だけで必要な栄養が取れます。「一般食」や「副食」は、おやつやトッピング用なので、主食にはなりません。
2. 原材料をチェック
原材料は、多く含まれているものから順に書かれています。
- 最初に肉や魚の名前があるもの(例:チキン、サーモンなど)
- 「◯◯ミール」「◯◯副産物」ばかりのものは避けた方が無難
- 穀物が最初に来るものより、肉・魚が最初の方が良質
3. 添加物
着色料や香料が少ないものを選びましょう。猫は色を気にしませんから、カラフルなフードは人間向けのアピールです。
価格と品質のバランス
高いフードが必ずしも良いわけではありませんが、あまりに安すぎるフードは品質に不安があります。だいたい1kg あたり1,000〜2,000円程度が一つの目安です。

1日の適正量と回数
適正量の計算
フードのパッケージに、体重別の給与量が書かれています。まずはそれを目安にしましょう。
注意点:
- 去勢・避妊手術後は太りやすいので、やや少なめに
- 運動量が多い猫は多めに
- 定期的に体重を測って、太ってきたら量を調整
1日の回数
子猫(〜6ヶ月):
- 1日3〜4回
- 少量ずつこまめに
成猫:
- 1日2回が基本
- 朝晩に分けて
シニア猫:
- 1日2〜3回
- 一度に食べられる量が減るため、回数を増やすことも
与え方のコツ
フードの切り替え方
新しいフードに変えるときは、徐々に切り替えましょう。急に切り替えると食べてくれなかったり、フードが合わず下痢をしてしまうこともあります。
1〜2日目:新しいフード25% + 今までのフード75%
3〜4日目:新しいフード50% + 今までのフード50%
5〜6日目:新しいフード75% + 今までのフード25%
7日目〜:新しいフード100%
私の失敗から学んだ大切なこと
うちの雑種猫(メス)が尿路結石になったことがあるんです。獣医さんから療法食を勧められたのですが、うちの子は食の好みが激しくて、療法食をなかなか食べてくれませんでした。
それまで、「この子が好きなフードをあげよう」と思って、気に入ったフードばかり与えていたんですが、それが裏目に出てしまいました。病気になったとき、療法食に切り替える必要があるのに、新しいフードを受け付けてくれない…本当に困りました。
日頃から色々なフードに慣れさせておくことの大切さを学びました。
おすすめの方法:
- 2〜3種類のフードをローテーションする
- たまに違うメーカーのものを試してみる
- ドライもウェットも両方食べられるようにしておく
こうしておけば、万が一病気になったときや、いつものフードが手に入らなくなったときでも、柔軟に対応できます。健康なうちから、フードの選択肢を広げておくことを強くおすすめします。
水分補給も忘れずに
猫は元々砂漠の動物なので、あまり水を飲みません。でも、水分不足は腎臓や尿路の病気につながります。
水を飲んでもらう工夫:
- 複数箇所に水飲み場を設置
- 新鮮な水をこまめに取り替える
- 流れる水が好きな子には自動給水器も検討
- ウェットフードで水分補給を助ける
絶対にあげてはいけないもの
人間の食べ物は基本的にNG。特に危険なものを覚えておきましょう。
命に関わる食材:
- ネギ類(玉ねぎ、長ネギ、ニラなど)
- チョコレート
- ブドウ・レーズン
- キシリトール入りの食品
- 生の魚介類(イカ、タコ、貝類など)
- 生卵の白身
- アルコール
その他避けるべきもの:
- 人間用の味付けがされた食品
- 塩分や脂肪分が多いもの
- 牛乳(下痢をする猫が多い。あげるなら猫用ミルク)

おやつについて
おやつは絶対に必要なものではありませんが、コミュニケーションツールとして便利です。
おやつのルール:
- 1日の総カロリーの10%以内に
- あげすぎは肥満のもと
- しつけのご褒美として使う
- 主食をしっかり食べてから
まとめ:フード選びで大切なこと
猫のごはん選びで大切なのは:
- 年齢に合った総合栄養食を選ぶ
- 原材料をチェックして、品質の良いものを
- 適正量を守る(太らせない)
- 日頃から色々なフードに慣れさせておく
- 新鮮な水をいつでも飲めるようにする
私の失敗談からも分かるように、「うちの子が好きなフード」だけでなく、「もしものときに対応できるフードの幅」を持たせておくことが本当に大切です。
猫の健康は、毎日のごはんから。愛猫が元気で長生きできるよう、フード選びは慎重に、でも神経質になりすぎずに、楽しんでいきましょう!

